姉妹という、不思議な距離

姉妹って、不思議だなぁ…と、改めて思います。
私の離婚をきっかけに、姉とは自然と距離ができました。
気づけば随分と長い時間が流れ、母の体調に関する連絡も、
いつの間にか
「姉 → 妹 → 私」
という、少し遠回りな形が当たり前になっていました。
それが変わったのは、先月の帰省でした。
母の様子をきっかけに、姉と直接言葉を交わす時間があり、
あれほどお互いを避けてきたはずなのに、
気づけば昔と同じように、何の構えもなく会話をしていました。
気まずさもなく、無理もなく。
笑い方も、言葉の間も、あの頃のまま。
長い空白の時間が、まるで嘘だったかのようで、
一番驚いていたのは、たぶん私自身でした。
そして、
私と姉の関係が修復されたことを
いちばん喜んでいたのは、母でした。
何かを言うわけでもなく、
ただ少し安心したような表情で、
私たちの会話を静かに聞いている姿。
それだけで、十分に伝わってきました。
私の考え方
この出来事を通して、ひとつはっきり思ったことがあります。
人間関係は、
「壊れた」わけじゃなく、
ただ“間が空いている”だけのことも多い、ということ。
姉との関係も、
分かり合えなくなったわけでも、
嫌いになったわけでもなく、
ただ、向き合う余裕がない時間が続いていただけでした。
無理に修復しようとしなくてもいい。
答え合わせをしなくてもいい。
過去を掘り返さなくてもいい。
ほんのひとつのきっかけがあれば、
人は、自然に元の場所に戻れる。
そしてもうひとつ。
誰かとの関係が整うとき、
それをいちばん喜ぶのは、
当事者じゃなく、見守ってきた人なのかもしれない、ということ。
母の安心した表情を見て、
私はそう感じました。
だから私は、
これからも「急がない関係」を選びたい。
切らなくていい縁は、
静かに置いておけばいい。
時間は、
奪うものじゃなく、
ちゃんと整えてくれるものだから。
