歩いて知った、吉原の気配

吉原に通うようになって、気づけば随分時間が経つのに、
実は村のことを、ちゃんと知らなかった私。
この日は、遠方からお越しくださった仲良し様と一緒に、
ゆっくりと吉原散策をしてきました。
最初に立ち寄ったのは、見返り柳。
江戸の頃、吉原での名残を惜しみながら振り返った場所として知られる柳。
今は枯れて枝だけになっていましたが、
それもまた、長い年月を見守ってきた証のようで、静かな風情を感じました。

続いて、吉原大門。
かつてこの門をくぐると、別世界が広がっていた場所。
今は街並みも変わりましたが、
ここが吉原の入口だったと思うと、
自然と足取りがゆっくりになります。



お参りしたのは吉原神社。
吉原に関わる人々の想いが集まる場所で、
今も変わらず、この街を見守っているようでした。



境内にある吉原観音の前では、
関東大震災や戦災で亡くなった多くの方々のことにも、そっと思いを馳せました。

お昼は、昔ながらの佇まいが落ち着く能登屋へ。
散策の合間にいただく温かいご飯は、
身体だけでなく、心までほっとさせてくれます。


ランチを頼んだら、
お蕎麦が普通にしっかり1人前出てきて、思わずびっくり((((;゚Д゚))))
出前だと、ランチメニューなんてまずお目にかからないから、
「え、こんなに?」って、ちょっと得した気分でした。
歩いたあとに食べるお蕎麦は、なおさら美味しくて、
身体も心も、ちゃんと満たされたお昼でした
プレジは吉原の端に店舗を構えているので、
私自身、村の中をこうして歩くことはほとんどありません。
だからこそ、ゆっくり歩きながら吉原の歴史や空気に触れられたこの時間は、とても新鮮でした。
知っているつもりで、知らなかった吉原。
こうして改めて歩いてみると、
この街の奥行きと、重なってきた時間の深さを、
少しだけ感じられた気がします。
またひとつ、
吉原が好きになる時間でした。
写真に残したのは、観光じゃなくて気配。
今日の吉原は、静かで、あたたかくて、
少しだけ誇らしかった。
ちなみに、
大好きなお蕎麦屋さん梅月は、この日は定休日。
いつもは出前でいただいているから、
「お店の空気も味わってみたかったな」なんて、少しだけ残念。
でも、それもまた散策の思い出
