【第132回】激突！ W同時特集
激アツ風俗最前線
私の両親がですね、もう戦時中に生まれて、物心つくかつかないかで終戦を迎えた世代なんですがね、全体的な経済成長しか経験していないから、不況と経済指標が頭の中で連携していないんですよ。「バブルがはじけた」とか「ナントカ不況」だとかはニュースを観て新聞を読んで認識していても、グラフがギザギザしているだけで「成長は続いてる」と思っている様子。
ところが、この世代やいわゆる団塊のお父さんたちが経験した「加齢と同時に給料が上がっていく」というシステムは既に多くの民間企業では難しくなっている。……のだけれど、彼らはそれを知らない。
だから、「悪気なく」本当に意地悪ではなく若年層に向かって「若いうちの苦労はそのうち報われて年収上がるからね」と思っているし、そう言っちゃう。皆が皆、必ず昇給していくもんだと思っているから、とても気軽に、我が子に向かって「そろそろローン組んで家でも買いなさい」なんて言い出すんですよ。言われた若者はたまったもんじゃあないですよ。お仕えしている企業が明日急に倒産するかという時代にローンなんて怖くてさぁ。
……ん？
そんな暗い寂しいお財布なのに風俗は行けるのかッて？
そりゃ当然ですよ。金は貯まらないけど子種は溜まるんです！（ドヤ顔）
少ないお金で溜まったソレを排出する方法がね、「有る」んですよ。今、あなたの目の前に。
