【第194回】厳選! イチ推し特集
既婚のお父さんたち「主婦休みの日」ッてのがあるのを、ちゃんと知ってますか?
イマドキは家事も育児も「夫が『手伝って』くれる」ではもう「ダメ」なんですな。 「はぁ? 手伝うッてなんや、あんたの事でもあるやろが」という考え方が、共働き夫婦(特に、稼ぎがほとんど同じ金額ならなおさら)でのスタンダードなんです。 家事も育児も「ふたりでやるべき事」であって、「片方が主力、もう片方が援軍」ではダメ、夫も主婦も「権限も義務も全く同じ、ふたりとも主力であれかし」なんです。
ああ、もちろん、奥様が「専業」主婦だッてんなら、「多少は」旦那さんが偉そうにしたッて良いとは思いますよ。
ただ、専業主婦が家庭において「目に見えない稼ぎ」を出しているという考え方は絶対に必要なもので(だってあなた、自分で洗濯します? 料理やって皿洗って、「ぜんぶ」あなたがやって、それで今のお給料もらってるなら解るけど、まあ要するにそういう面倒な「仕事」を割り振っているわけです)、一般的な専業主婦の「労働」を仮に給料に換算すると、月給19万4000円、年収にすると約300万円に相当するんだそうです。
仮にあなたの奥様がいなくて、代わりにハウスキーパーを「雇った」として、奥様がやっているような掃除・洗濯・朝晩の料理と片付けを「全部」やらせた場合、やっぱり毎月19~20万円くらいが相場(しかもそのハウスキーパーも夕方5時には定時なんで帰ります)なんだそうなので、まあ納得のいく数字でしょう。ヒト1人を1日8時間拘束したら料金はどれほどになるか、最低賃金でも8000千円くらいですし、時間給ではない正社員なら基本給額面20万円は労働法に沿ったものですな。
つまり、お父さんの年収が300万円台だったなら、残念ながら奥様に家事をやって「いただいている」という図式にしかならないわけです。頭あがらないでしょ?
さて、「主婦休みの日」とは、生活情報紙『リビング新聞』というところが制定して広報している新しい制度です。
読んで字のごとく、主婦に休みを用意すべきだという日です。現状決まっているのが、1月25日・5月25日・9月25日の3日間。
どんなに昭和の頑固親父な価値観の厳しいお父さんでも、せめてこの3日間くらい(それぞれに前後2日くらいプラスしてあげたいですな、例えば泊りで帰郷できるように)、ほら、奥様に「自由に遊びに行っておいで」なんて送り出してあげて欲しいですな。
……それでですな、奥様がご不在ですから。自宅にデリバリーが。ね? ちょっとワクワクしませんか?(下品な笑い)